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改善事例

67歳/女性(要介護4→要介護3)

糖尿病性末梢神経障害をもった ご利用者様の改善

レッツ倶楽部 大垣ヒノキ 糖尿病(平成25年1月~)、糖尿病性末梢神経障害(平成25年1月~)、神経性膀胱(平成25年1月~)

http://youtu.be/ro8yxwjVFU8

●要介護の原因
糖尿病(平成25年1月~)、糖尿病性末梢神経障害(平成25年1月~)、神経性膀胱(平成25年1月~)


●この改善事例のポイント

  • 糖尿病性末梢神経障害は、高血糖状態が続くことにより起こる糖尿病の三大合併症の一つです。
    神経障害の症状は、手足のしびれや痛み、感覚の鈍麻、立ちくらみなど、実にさまざまな形で全身にあらわれます。
  • 当事業所において、手足のしびれや痛みが強く、車椅子を使用していた糖尿病末梢神経障害のご利用者さまの症状が改善し、ADL動作がスムーズになりました。

●リハビリを始めたきっかけ
末梢神経障害による痛み・しびれがありますが、少しでも自分の力で動きたいとの希望があり、リハビリを開始しました。

●リハビリを始めてから・・・
当初は、ノーメイクで洗いざらしの短髪のまま来所されていましたが、現在はパーマをかけてお化粧をし、おしゃれをして来所されています。
買い物にも積極的に出かけられ、服も自分で選ぶようになっています。
来所当初に比べると回復が見られていますが、まだまだ歩行状態には課題が残っています。


平成27年3月6日 平成27年6月13日
Timed UP & GO 14秒(平行棒) 17秒(平行棒)
開眼片足立ち 不可 32秒(両手すり)
握力 右:17.2 kg 左:16.0 kg 右:18.2 kg 左 :16.5 kg
ファンクショナルリーチ 11.5cm 38cm
長座位体前屈 25.5cm 25cm
30秒間足踏み 18回(平行棒) 18回(平行棒)
水分摂取量の変化 450ml 500ml
主訴の変化 外出ができない状態であった。 杖歩行で外を散歩できるようになった。表情がとても明るくなり、パーマをかけたりお化粧やマニキュアをされるようになった。

本事例は、糖尿病性末梢神経障害による痛みやしびれが強く、自立歩行が困難な状況でしたが、パワーリハビリテーションを行うことにより、神経伝達物質が放出され、オピオイドペプチドにより痛みが緩和したと考えられます。
糖尿病性末梢神経障害において、血糖コントロールはもちろんですが、痛みやしびれに対しては、対症療法がほとんどであるため、パワーリハビリテーションは本疾患に対し、画期的な治療法ではないかと考えます。
パワーリハビリテーションがもたらす効果はとても大きく、驚くことも少なくありません。
今後もたくさんのご利用者さまに質の良いサービスを提供し、自立支援に寄与していきたいと思います。

(レッツ倶楽部 大垣ヒノキ)

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